京谷です。
度々熱帯魚の事で申し訳ないのですが、
熱帯魚を飼い始めると人それぞれ方向性が違ってくるそうです。
グッピー派、テトラ派、コリドラス派、ベタ派、ディスカス派、エビ派、
等、数えだしたらキリがありませんが
自分はやっぱりコリドラスがいいなぁと思います。
水槽の掃除役と言われていますが掃除役というか主役でも
いいんじゃないかと思います。
そんな脇役のような扱いのコリドラスですがうちの50匹位いる
コリドラスの中で脇役に収まりきらないコリドラスが一匹います。
それが↓のゴールデンパンダの「くろし」です。
コリドラスを飼った事のある人なら分かっていただけると思うのですが
↑の画像は食事中なのです。
コリドラスは本来このように底の餌を漁って食事を捕ります。
底に落ちてしまった餌を捕るのは他の魚にはなかなか出来ません。
それが水槽の掃除役と言われるゆえんです。
ところが一匹だけなぜか餌を投入すると凄い勢いで水面近くまで浮上し
他の魚に交じって餌を食べ始めます。
餌は投入後、しばらく水面付近を浮遊しゆっくりと下に落ちて行きます。
なので
もともと水面付近を泳ぐグッピーやモーリーは一番先に餌にありつけ
コリドラスが食べれるのはいわゆる食べ残しになってしまいます。
ところが「くろし」は食べ残しなんて食べてられるか!と言わんばかりに
投入直後の新鮮な餌を食べに行きます。
なぜ「くろし」というかというと背びれの中央に黒い模様があるからです。
水槽は世の中をミニスケールで具現化していると思います。
熱帯魚も個体差があって控え目なやつと図々しいやつがいます。
控え目な魚は餌にありつけず痩せて最悪死んでしまいます。
他の魚を押しのけてでも餌に飛びついてくる魚は太って長生きする傾向が
あるのです。
やはり主張するところは主張しないと負けてしまいます。
アメリカなんて主張の国って揶揄されてますが経済大国一番です。
控え目な国、日本は最近中国にも負けて領土も外国に取られそうな勢いです。
そのうち本土も取られるんじゃないかとさえ思います。
話が逸れましたが主張するか頭を使うかです。
「くろし」は頭を使って餌を食べているのです。
たかが小さな魚といえども僕は「くろし」を尊敬しています。
他の仲間が底を這いつくばって餌を食べている中、
自分だけ水面付近まで飛び出す勇気、想定外の斬新すぎる発想!
どれをとってみても素晴らしいです。
自分もそこまで主張は強くない方なので「くろし」を見習って
頭を使って生きていきたいですね。